発信
仲間

テクノラチス
(鉄筋による柱 - 梁フレーム構造)
の開発

 

 このテクノラチス工法は「みなとみらい博覧会」では全会場で広く採用されました

 テクノラチスは梁および柱とも鉄筋のみで構成されています。経済崩壊(バブル)前、住友商事鉄鋼事業部から「鉄筋(丸鋼)が供給過多で錆びて野積みされている、これを何とか利用できないか」という依頼があり、弊社代表・善利博臣の専門であるクロスワイヤー溶接(プロジェション抵抗溶接)による構造を考案しました。

 それまでに東南アジア(主に香港、シンガポール)の高層鉄骨建築(200m前後)の競争入札で、如何に軽量化出来ないかを争ってきた事も経験にあり、軽量化も興味のあるテーマでした。

 このフレームの特徴は、鉄筋とベンダーと抵抗溶接機のみで製作可能で、溶接条件のみを決めれば、溶接工という職能を必要としないところにあります。またプロジェション抵抗溶接はアーク溶接のような溶接(熱)変形を伴いません。鉄筋の切断と曲げ加工のみで製作できるという利点もあります。

構造設計理念はArgyris and KelseyのModern Fuselage Analysis and the Elastic Aircraftに準じ、細い軽量な個材の組み合わせで全体を組みあげ、空を飛べるような建築構造体を構成することを念頭におきました。


現在もこの建屋は、谷本鉄鋼(京葉線行徳駅前)で見る事ができます。

谷本鉄鋼工場
棟高さ
7.5m
妻方向
スパン
15.0m
使



Φ-19

2×Φ-22
弦材と斜材の接合は電気抵抗クロスワイヤー接続
平均構造材
重量
13kg/m2
電気抵抗クロスワイヤー溶接で
接合された弦材と斜材の詳細

テクノラチスの応用例

大鰐スーパーガーデン
青森県大鰐町

 

     

 

 
このページの先頭に移動します最初のページにもどります弊社へのご連絡方法のごあんない