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介護用品関連考案

 

ZEN02-T004
固液分離濾紙フィルター型簡易ポータブル・トイレ

弊社にて出願中の介護用品関連特許についてご説明します。
弊社では、関心をお寄せの企業・個人に対し、特許の占有実施権、あるいは通常実施権の供与を考えています。以下の特許技術にご関心がおありのかたは、ぜひご連絡をお寄せください。


<出願中特許>
固液分離濾紙フィルター型簡易ポータブル・トイレ
書誌
明細書
発明の詳細な説明
図面/図面の簡単な説明

【書類名】   特許願
【整理番号】  ZEN02−T004
【提出日】   平成14年8月27日
【あて先】   特許庁長官 殿

【書類名】  明細書                     
【発明の名称】 
固液分離濾紙フィルター型簡易ポータブル・トイレ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内に持ち込める簡易なポータブル・トイレで、同時に排泄される糞便と尿を濾紙フィルターにより固形物(糞便)と液物(尿)に分離する事を特徴とする蓋、濾過器具、受け皿から構成される固液分離濾紙フィルター型簡易ポータブル・トイレ
【請求項2】
同時に排泄される糞便と尿を濾紙により固形物と液物に分離する濾紙フィルターは、日本工業規格JIS-P-4501を満たす溶解性の濾紙とする。 濾紙フィルターはバインダーとしてサイズ剤を表面、内添、紙力増強にまた溶解促進性に用い、多少不織布的な厚みと皺を持たせ、濾紙フィルターの透水性また使用後の濾過器具との離脱性また汚水本管に直接流せる環境に配慮したことを基本的な特徴とする固液分離濾紙フィルター。 濾紙フィルターは純白ロール紙のような高級品でなく、リサイクル古紙中級品の家庭用衛生紙とし出来るだけ廉価なものとする。 濾紙フィルターは未使用時は折りたたまれており、使用時に上段の濾過器具に浮遊密着するようにセットされる。 
【請求項3】
【請求項2】の基本的な事を特徴とする濾紙フィルターに、一次、二次発生臭の防臭および消臭対策として消臭剤、芳香剤を含浸させ、排泄中および排泄後の室内に充満する臭いを消臭させる。 さらに森林または各種ハーブの香りなどをもたせ、病人、介護者にさわやかさを提供する事、またポータブル・トイレの経年性汚れ、カビの発生を防護する抗菌剤、防カビ剤を含浸させ衛生的な仕様を特徴とする固液分離濾紙フィルター。 こうした薬剤は濾紙フィルターの最下部に環境に配慮し必要最小量を含浸させ、液物により溶出せしめる。 
【請求項4】
濾紙フィルターが浮遊密着される上段の濾過器具は濾紙の透水性を促進するようまた使用後の離脱が可能なよう、上段の濾過器具には開孔とエンボスが設けられている事を特徴とする固液分離濾過器具である。 濾過器具また受け皿は洗浄し易いように内側は曲面とし、特に受け皿は悪臭発散面積を最小となるよう傾斜を持たせてある。 廉価なプラスチック製で射出成形可能な形状とし、内部の機能が外装を決定している。 固液分離濾紙フィルター型簡易ポータブル・トイレは通常の家庭用トイレ、公的な列車、航空機用にも応用しうるものである。


【発明の詳細な説明】                        
【0001】
【発明の属する技術分野】 
本発明は、高齢化社会の中で介護に係る排泄の後処理は日常避けて通る事の出来ない作業で、病院または家庭で介添えなしではトイレまで行けない方用のポータブル・トイレに係る技術分野である。
【0002】
【従来の技術】
各種のポータブル・トイレが発案、また商品として流通している。 現今のポータブル・トイレは水洗トイレをそのままの形態で室内用に変えたものが多く、排便による汚れを落す後処理という手間のかかる事に配慮の欠けた、また何かと費用の懸る介護の中で、高額な介護商品が多い。
【0003】 
【発明が解決しようとする課題】
排泄される糞便と尿は主食の米、小麦、穀類などの澱粉質が消化された接着性の強いもので、ポータブル・トイレに固着した一夜置いたものを処理するとなると、それなりに手間暇の懸る嫌悪感を覚える作業である。 
【0004】  
排便に際してはトイレット・ペーパーがあり、洋式便座の汚れには便座シートがあるが、直接排便があたるトイレ容器内部の汚れには、水洗で直接流し、飛び散った汚れ、また数日の経年性汚れに対しては、清掃という作業で済ますという事で、清掃の必要性を最小限に押さえる事については無関心である。
【0005】
トイレ容器洗浄に際して多量の洗剤を必要とし、洗浄水は生活排水として直接汚水本管に流している。 多量の洗剤を必要とするという事についての環境への配慮が欠けている。 出来たら無害とはいえない洗剤の必要量は最小限に押さえたい。
 【0006】
嫌悪感を伴う排泄物の後処理の容易さ、【請求項2】の使用中また使用後の快適性は基本的な事であるが、糞便と尿の色、出血の有無などを直接観察できるので病気の早期発見にも役立ち、老齢化が進む社会の中で出来るだけ費用の懸らない廉価なポータブル・トイレの提案が本発明が解決しようとする課題である。 
【0007】
【課題を解決するための手段】
排泄された接着性の強い糞便と尿がトイレ内壁に固着しないよう糞便と濾過器具内壁を遮断する濾紙フィルターの手段を用いた。 
                                 (4)
【0008】
さらに固形物と液物を迅速に分離するために濾過器具には大きめな開孔とエンボスを設けた。 エンボスは濾紙フィルターと濾過器具を浮遊密着させ、濾紙フィルターの透水性を高め、濾過器具の大きめな開孔により液物は迅速に受け皿に納まる。 
【0009】
この分離により固形物は乾燥性を増し、固形物表面の乾燥硬化により悪臭の発散を防ぐ。 液物は密閉性の高い、また液物面積が最小となるような形状の受け皿に納めることにより、悪臭の発散速度を遅め、悪臭の発散を防ぐ。
 【0010】
廉価なポータブル・トイレとするため、市販の便座の下に収まるような蓋、濾過器具、受け皿と濾紙フィルターにより簡易ポータブル・トイレを構成する事が課題を解決するための手段である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示すように排泄された接着性の強い糞便と尿が濾過器具3内壁に固着しないよう濾過器具3に浮遊密着した濾紙フィルター1により糞便と濾過器具3内壁を遮断した。 分離された固形物と液物の内、前者は濾過容器3に留まり、後者は受け皿4に納まる。 このため市販の便座8の下に収まるよう蓋2、濾過器具3、受け皿4と濾紙フィルター1から成る簡易ポータブル・トイレを構成する事が発明の実施の形態である。 便座8、蓋2、濾過器具3、受け皿4が一体となったものも実施の形態に入る。
【実施例】
   【0012】
 図1に示す蓋2は濾紙フィルター1に留まった固形物からの悪臭が室内に充満することを防ぐ。 
  【0013】
同時に排泄される糞便と尿を濾紙により固形物と液物に分離する濾紙フィルター1は、日本工業規格JIS-P-4501を満たす溶解性の濾紙とする。 濾紙フィルターは純白ロール紙のような高級品でなく、リサイクル古紙中級品の家庭用衛生紙とし出来るだけ廉価なものとする。 
【0014】
濾紙フィルター1はバインダーとしてサイズ剤を表面、内添、紙力増強にまた溶解性促進に用い、多少不織布的な厚みと皺を持たせ、濾紙フィルター1の透水性また使用後の濾過器具3との離脱性また水洗トイレに直接流せる環境を配慮したことを基本的な特徴とする固液分離濾紙フィルターである。 
                                    (5)
【0015】
固液分離濾紙フィルター1は未使用時は折りたたまれており、使用時に上段の濾過器具3に浮遊密着するようにセットされる。 固液分離濾紙フィルター1は飛び散った
汚れ、また数日の経年性汚れに対しては、清掃の必要性を最小限に押さえる。
【0016】
 【請求項2】の基本的な事を特徴とする濾紙フィルター1に、さらに一次、二次発生臭の防臭および消臭対策として消臭剤、芳香剤を含浸させ、排泄中、排泄後室内に充満する臭いを消臭させ、また森林または各種ハーブの香りなどをもたせ、病人、介護者にさわやかさを提供する事を特徴とする固液分離濾紙フィルターとした。 
【0017】
またポータブル・トイレの経年性汚れ、カビの発生を防護する抗菌剤、防カビ剤を含浸させ衛生的な固液分離濾紙フィルターの仕様とした。
【0018】
 図1に示す濾過器具3は濾紙フィルター1をセットするためのもので、濾過器具3には濾紙フィルター1の固形物と液物の分離を早めるため、大きめな開孔5とエンボス6を設けた。 
   【0019】
  大きめな開孔5により液物は迅速に受け皿4に納まる。 エンボス6は濾紙フィルター1と濾過器具3を浮遊密着させ、濾紙フィルター1の透水性を高める。
【0020】
図1に示す受け皿4は、形状が対称ではなく、ポータブル・トイレ前方に勾配を持たせ、液物を出来るだけ片方に寄せ、液物の悪臭発散面積を最小化するよう配慮した。
【0021】
  濾過器具3と受け皿4の形状は、洗浄が出来るだけ容易なように内側は曲面とした。
濾過器具3と受け皿4は廉価なプラスチック製で射出成形可能な形状とし、内部の機能が外装を決定している。
【発明の効果】
【0022】
同時に排泄される糞便と尿を濾紙フィルターと濾過器具により迅速に固形物と液物に分離し、嫌悪感を伴う排泄物の後処理を容易にした。 また濾紙フィルターに消臭剤、芳香剤を含浸させる事により、排泄中、排泄後室内に充満する一次、二次発生臭を消臭させ、また森林または各種ハーブの香りなどをもたせる事により、病人、介護者にさわやかさを提供する事が出来る。  また固液分離により汚水本管に直接流せる事により、今までトイレ内壁の洗浄に使用された多量の洗剤を必要としない環境への配慮も
なしえた。 またポータブル・トイレの経年的な汚れ、カビの発生を防護する抗菌剤、
                                    (6)
防カビ剤を含浸させ衛生的な仕様としえた。 またこの濾紙フィルター型の考えは通常の家庭用トイレ、公的な列車、航空機用にも応用しうるもので、裨益するところは大きい。


【図面の簡単な説明】
【図1】蓋、濾過器具、受け皿と濾紙フィルターから成る簡易ポータブル・トイレ


【符号の説明】
1 ・・・濾紙フィルター
2 ・・・蓋
3 ・・・濾過器具
4 ・・・受け皿
5 ・・・開孔
6 ・・・エンボス
7 ・・・受け皿安定脇添え板
8 ・・・市販の便座

 
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