以下に実例として東京都千代田区北の丸公園際に建つ東京近代美術館のコンサルティング業務概略を掲載しました。弊社では耐震補強・診断コンサルティング業務をお受けしております。
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東京都千代田区北の丸公園---東京近代美術館
強震地震時の耐震補強を目的として、美術館の広い空間両側の壁に地震時水平床せん断力を伝えるために、広い美術館の床全面に鋼鈑(板厚16−40mm)を敷詰め、鋼鈑同士を溶接接合し床の水平剛床を確保しました。
既存コンクリートと粗面上に施設した鋼鈑とが協同して床の水平剛床を確保するよう、既存床コンクリートと鋼鈑間の結合にはケミカルグラウト(エポキシ)材を注入しました。
鋼鈑は板厚16−40mmあり、溶接収縮に伴う溶接割れなどの防止は当然な事として、板の浮き上がりが平滑な美術館の形成に支障を来さないかが問われました。
3.6mx6.3m(4枚の鋼鈑構成)で、綿密な施工試験、磁気吹き現象に伴う溶着金属の偏り他、またルート溶け込み不足など詳細な検討を行ないました。
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ケミカルグラウト(エポキシ)材注入孔
溶接法は炭酸ガスシールドアーク半自動溶接
溶接施工および超音波探傷の溶接立ち会い試験
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