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各種プログラム開発 概要

 

このページでは、これまでに弊社で開発を行ったプログラムのうちのごく一部の概要をまとめております。
御関心のある項目がございましたらご連絡ください。
項目にリンクがある場合は詳細を御覧になれます。

弊社汎用コンピュータ導入履歴

T.R.S.パソコン−BASIC64kbyte
1980
UNIVAC UP10Eパソコン−BASIC256kbyte
1982
DATA-GENERAL FORTRAN
1982
TOSHIBA-DS600 1Mips
1986
TOSHIBA-AS4330
1992
Sun Microsystems SUN-4035
1998



コンクリート充填柱断面算定プログラム

ZEN/CFT

 本プログラムは近未来の超超高層建物の柱に高強度コンクリートを充填した鋼管柱の断面算定プログラムです。
 二軸曲げを考慮した充填型鋼管(角型および丸型)コンクリート柱の保有耐力を日本建築学会の鋼構造塑性設計指針に準拠し厳密に理論に基づいて求めています。特に超超高層建物においては引張りで断面が決定される場合も多く、また検討する応力状態も複雑です。一つの応力状態に対する保有耐力を決定する降伏曲面も、平面的な曲げに対して、8象限、立体的な軸力に対しては3構面として、24ケースを検討しています。
 大型プロジェクトを想定してNASTRANとの一貫処理を前提としています。某プロジェクト用に開発したものに、大幅な改良を加え出力をヒストグラフ的に表現し、結果をビジュアル的に把握できるようにしました。

→詳細ページ(JR名古屋駅ビル)




粘弾性多層地盤解析プログラム

ZEN/ADMI
 本プログラムは基礎の振動を考える上での基本解のひとつになっている多治見博士の半無限弾性地盤上の点加振解を、成層地盤に拡張したものです。積分については非適応的反復自動積分スキームのロンバーグ法を用いました。また円筒座標系に基づくベッセル被積分関数の無限振動関数を避けるために、被積分関数をオイラーマクローリン展開し、その差分について漸近化操作をしています。
 地盤については弾性地盤ではなく、実際に近い粘弾性地盤扱いとして、粘性項を加え複素積分の分母にあらわれる極、レーリーボールを避けました。また、メッシュ分割した基盤の無次元化振動数に対する複素バネを算出するには大型計算機を用いても相当の計算時間を要するので、レーリー波が卓越する加振点から十分はなれたところについては3次スプライン関数により近似しました。地盤のボーリングデータを用いて、振動モデルのバネ効果について理論的根拠となる解析解を与えるプログラムです。

→詳細ページ(原子力発電所もんじゅ)



免震住宅用弾塑性地震応答解析ソフトの開発

ZEN/DYNA

 最近では、初心者用の弾塑性地震応答解析の成書もソフトウェアCD付きで出版されていますが、ソフトウェアのソースコードを見る事は出来ません。また、どの本も、弾塑性地震応答解析を行なう際にスケルトン曲線が折れ曲がる(非線型)点での収束計算がなされています。
 多要素の有限要素法を用いた、また超高層建築物のような弾塑性地震応答解析では、Δtごとに逆マトリックスを解かねばならず、収束法は致し方ないところではあります。しかし免震住宅のような3−4質点ではその必要はありません。本プログラムでは、この問題は意識しないで、非線型点(前掲の折れ曲がる点)でも直接逐次積分を行なっています。そのため、本ソフトウェアは免震デバイスの特性をサブルーチンの形で与えれば動作する、大変扱いやすい仕様となっています。
 本ソフトウェアはプログラム(カードイメージ)、理論マニュアル、作図マニュアル(EXCEL)の3部構成となっています。




サンドイッチパネル解析プログラム

ZEN/SAND
 本プログラムは枠付き変厚サンドイッチパネルの外圧に対する応力および変位を求める厳密理論解析プログラムです。外板がアルミで内部に発砲スチロールを充填した変厚パネル等の応力および変位解析をするツールです。こうした膨らみを持つパネルの構造特性は、曲げ変形およびせん断変形に加えて、シェル構造特性、メンブレン構造特性を有しています。こうした複合した特性を有する構造の解析手法としては、エネルギー法が適しています。ここでは基本的なチモシェンコの変厚板の理論解に基づいて停留定理に基づくエネルギー法を適用しています。また積分について平行六面体上のN次元積分を中点則に基づくロンバーグ型の手法で求めています。建築構造材料の複合化に伴い、対称な変形曲面を有するパネル等について解析解を与えるプログラムです。



立体トラス設計支援プログラム

ZEN/TRUSS

 本プログラムは立体トラス専用の設計支援ツールで、データジェネレーションと解析結果の後処理に工夫がこらされています。

 連立方程式の解法にスカイライン法を用いているため、大規模問題でも小型計算機で計算時間が早く解くことができます。接点のふりかたは自由でバンド幅を考える必要は一切ありません。支承はバネが考慮でき、また通常の荷重の他に、プレストレスや熱荷重も扱うことができます。データの自動作成ができるため、データ入力が楽です。結果の後処理として、部材設計の他、設計荷重に対する部材耐力の比率、また各荷重ケースに対する部材全体の分析をヒストグラフ表示し、トラス全体の安全性を即座に判断できるよう考えられています。また概略の部材重量も算出されます。不整形な通常の大型トラス3000節点のデータ入力および解析に、少し慣れれば2日ほどで設計対応が可能です。

→詳細ページ(テクノトラスのデータ発生および解析プログラムの開発)




海外規準に準拠した断面算定プログラム

ZEN/ACI318
ZEN/CP110
ZEN/BS449
 本プログラムは海外規準による構造設計システムの理念により一貫して開発されたシリーズもので、以下の規準がプログラム化されています。
  ACI−318 米国コンクリート構造の断面査定プログラム
  CP−110  英国コンクリート構造の断面査定プログラム
  BS−449  英国鉄骨構造の断面査定プログラム
  すべて柱、大梁、スラブ、基礎の計算が扱えます。 特に大きなプロジェクトにも対応出来るようファイルモードおよび個別の対応も考えてダイレクトモード処理も可能です。 単位換算も可能で、12年前に海外応札に開発されたもので、昨今の東南アジアの建設ブームに対応するために、改めて改良を加えたプログラム群です。

こちらでスクリーンショットほかをごらんになれます。
→詳細ページ(海外規準に準拠した断面算定プログラム)

 

 
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